課題名 |
イオンビーム利用によるスイセンの優良個体育成 |
研究機関名 |
福井県園芸試験場
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研究分担 |
花き
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研究期間 |
継H13~24 |
年度 |
2009 |
摘要 |
・イオンビーム球根照射で生じたスイセン矮生個体、矮生個体は、照射時期が8月、線量は3Gy、3回照射、10Gy1回照射区に多くみられた。これらの各系統は、小花被片の長さと花被片の幅が小さい個体もみられた。ただし、花径にかかわらず、副冠径は10~15mmであった。本年は12系統に二次選抜された。、・イオンビームを照射した球根、2006年にイオンビームを照射した球根を8月31日に露地定植した結果、11月12日までに開花した15系統、11月16日までに開花した12系統が得られた。これらの系統を来年度以降継続して調査する。、・イオンビーム照射花粉とニホンスイセンの交雑、洋スイセンの‘シャトレル’および‘オレンジェリー’非照射花粉の発芽率はそれぞれ8.1%および4.5%に対して、10~100Gy照射では、4.6~6.4%、‘オレンジェリー’が4.6~6.3%と照射による影響はみられなかった。子房培養20日後の生存子房数は、‘シャトレル’の非照射(0Gy)花粉区が6であったが、照射区では培養が可能となる大きさまで至らなかった。ただし、いずれも生存胚しゅは得られなかった。‘オレンジェリー’では非照射(0Gy)花粉区が1、60Gy区が1であった。生存子房から摘出した60Gy区胚しゅは培養in vitroで、置床304日後も肥大生長していた。
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カテゴリ |
栽培技術
すいせん
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