ブロッコリーの養分吸収特性に基づいた減肥高品質栽培技術の確立

課題名 ブロッコリーの養分吸収特性に基づいた減肥高品質栽培技術の確立
研究機関名 長野県野菜花き試験場
研究分担 佐久支場
研究期間 継H20~22
年度 2009
摘要 目的:生育期間の養分吸収特性を経時的に把握し、その結果に基づいて減肥高品質栽培技術を確立する。ブロッコリーの養分吸収特性を品種別、施肥量別に経時的に調査する。茎葉残さの肥効を把握するため、残さを鋤込んだ区と鋤き込まなかった区で生育の違いを調査する。ブロッコリーの養分吸収特性にあった肥料を選定するため硫安やLPコート等の肥料を供試する。生育後期の肥効がホローステム等品質に及ぼす影響を調査する。低コスト肥料を用い、残さの肥効等を考慮して減肥し、総合的に現地実証する。 、結果:ブロッコリーの経時的養分吸収量を春まき作型の「ピクセル」、「KB-052」で調査した結果、乾物重や窒素吸収量の増加は「KB-052」、「ピクセル」とも出蕾期直後の7,8週頃が最も多いが、「KB-052」はピークを迎えた後も乾物重、窒素吸収量の増加が緩やかに続くのに対し、「ピクセル」はピーク時の吸収量が多く、ピーク後の吸収量は低下するなど品種によりパターンが異なった。残さ中の窒素の肥効は1~8kg/10aであり、通常の栽培では残さの窒素の肥効が低く現れ、、少肥栽培では残さの肥効が高く現れる傾向があった。減肥高品質栽培技術の確立に関する一連の試験から、ブロッコリーの肥効は生育の前期から中期に重点を置いた方がよく、後期に肥効が強すぎるとリーフィー等異常花蕾が発生し品質低下することが示唆された。このためブロッコリーには速効性肥料が向くと考えられた。前年と同様にLP30とLPS30を比較するとLPS30の方がホローステムの発生が多く、生育後期の肥効が強いほどホローステムが増加する傾向だった。ホローステムは生育後半の追肥等急激な生長を促すと発生が助長された。、 
カテゴリ 肥料 高品質栽培技術 施肥 低コスト 品種 ブロッコリー

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる