課題名 |
冷水魚増養殖技術試験 |
研究機関名 |
愛知県水産試験場
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研究分担 |
冷水魚養殖グループ
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研究期間 |
継H11~ |
年度 |
2009 |
摘要 |
[目的]山間地域における養殖経営の安定を目的とし,従来品種のマス類に加えて,新品種「絹姫サーモン」の魚病対策等の養殖技術の開発を行う。[結果]ニジアマ仔稚魚の飼育施設において,濾過槽内の水質の管理,及び池底掃除などの飼育池管理を指導した。その結果,ニジアマ初期の歩留まりを48%程度であった。飼育水管理,底掃除を徹底すれば歩留まりの向上が期待できる。ニジアマに対する塩酸オキシテトラサイクリン(OTC)による脊椎異常発生の影響を調査したところ,OTC投与によって脊椎異常発生は誘発されないと考えられたが,ニジアマの生産性を低下させる可能性が示唆された。民間養魚場で冷水病によるへい死魚を調査し,冷水病による脊椎異常の起因性を調査した結果,今回の調査では冷水病が起因した奇形の発生は認められなかった。[問題点]三倍体では、骨形成異常が起こりやすいとの報告もあり、生産現場で行われている大型魚生産の飼育管理を見直す必要がある。
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カテゴリ |
あま
経営管理
新品種
品種
水管理
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