摘要 |
「目的」(1) 稲・麦・大豆をはじめ、飼料作物、果樹等において、広く普及が見込まれる優良品種の開発、(2) 全国の営農形態、気象条件、土壌類型ごとに、環境と調和のとれた持続的な農業技術の開発、<内容>、1)イチゴ、九州沖縄農研センターが育成した「イチゴ久留米60号」の地域適応性(3年目)を検討した。、その結果、「イチゴ久留米60号」は、果実の浮き種がやや問題であるが、年内収量、早期収量が十分確保でき、総収量も多く、収穫期間を通して安定して果実品質も良いことから、「とよのか」(標準品種)と比べて優れ、普及性は有望とした。、2)穂木用ナス、野菜茶業研究所で育成された穂木用ナス「ナス安濃交7号」(2年目)及び「ナス安濃交8号」(2年目)について、本県での適応性を検討した。その結果、両系統とも標準品種の「千両2号」に比べ、尻腐れ果やツヤなし果が多く、可販果収量が少なかったため、両系統とも見込みなしと判定した。、3)台木用ナス、野菜茶業研究所で育成された台木用ナス「ナス安濃6号」(2年目)について、本県での適応性を検討した。その結果、標準品種の「耐病VF」、「台太郎」と比較して、全期の可販果収量がやや少なかったものの、後期の可販果収量がほぼ同等であったため、再検討と判定した。、、
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