白大豆の省力・高品質・安定栽培技術の確立

課題名 白大豆の省力・高品質・安定栽培技術の確立
研究機関名 岡山県農業総合センター農業試験場
研究分担 作物研
研究期間 完(H19~21年度)
年度 2009
摘要 「目的」白大豆栽培において、省力的で天候に左右されにくい播種方式である不耕起播種や耕起同時播種が一部で導入されているが、苗立ちが不安定で栽培法も未確立である。そこで、安定・高品質生産技術の確立のため、試験を実施した。、「結果」ポリエチレン製密封容器内で土壌含水率を5、10、20、30、50%に調整した土壌中に「サチユタカ」の種子を播種した後、25℃恒温器内で培養し、種子水分、粒肥大及び発根状況を調査した。その結果、土壌含水率が20~30%の場合、全個体で発根が見られたが、5~10%では吸水不十分のため、また、50%では子葉の崩壊、腐敗のため発根に至らなかった。これらのことから、播種後の土壌含水率は20~30%が望ましいと考えられた。高畦となる一工程播種方式(二盛、内盛、内盛密植)は、いずれの年においても、慣行の平畦区に比べて二盛区の土壌含水率の低下が最も早く、出芽率も高かったことから、二盛は、土壌の高水分状態からの早急な回避が可能であり、湿害を受けにくくなるため出芽が良好になると考えられた。生育、収量は、一工程播種の3方式とも慣行の平畦に比べて遜色ない生育であり、多収となった。しかし、年によっては倒伏により成熟が不良になり減収する場合もあった。圃場表面へ種子を散播した後、トラクターで耕起を行う全面散播方式は、年次によって平畦条播と同等の収量が得られたため、省力的な播種方式としての可能性がある。以上の結果から、耕起と同時に二盛に畦立てを行いながら播種を行う方式が、降雨の影響をあまり受けない、省力的な播種方式であると考えられた。、
カテゴリ 安定栽培技術 高品質生産技術 湿害 大豆 播種

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