黒大豆の高品質・安定生産のための土壌・施肥管理技術の確立

課題名 黒大豆の高品質・安定生産のための土壌・施肥管理技術の確立
研究機関名 岡山県農業総合センター農業試験場
研究分担 化学研
研究期間 継(H19~22年度)
年度 2009
摘要 「目的」黒大豆の高品質・安定生産のための土壌・施肥管理技術を確立する。、「成果」黒大豆栽培圃場では、マグネシウムが約8割、腐植、可給態窒素、pHについては2~4割の圃場で改良目標値を下回っており、土壌改良資材や有機物の施用が必要であった。pH、カルシウム、カリウムは3~4割の圃場で改良目標値を上回っており、土壌改良資材の施用中止等、土壌管理の改善が必要であった。可給態窒素は、たい肥が供給されにくい地域や黒大豆栽培年数が長い地域で低い傾向がみられ、県下他地域の水田土壌と比較して勝英地域は低い圃場が多かった。黒大豆の生育や収量に対する硫酸マグネシウムの施用効果を検討した結果、土壌中のマグネシウム含量を高めることによって、開花期の葉身のマグネシウム濃度や窒素濃度が高まり、2圃場で子実収量が向上した。また、マグネシウム含量が異なる土壌を供試し、マグネシウム肥沃度が黒大豆の乾物生産量や根粒の窒素固定活性に及ぼす影響をみるためにポット試験を実施すると、結果、マグネシウム肥沃度が高まると開花期の窒素固定活性の向上傾向が認められた。また、土壌のマグネシウム飽和度が約15%まではマグネシウム肥沃度が高いほど子実肥大期の乾物重が重い傾向があった。腐植含量が異なる土壌に籾殻・おがくず混合牛ふんたい肥(C/N比24)を2t/10a施用し、たい肥連用3年目の黒大豆の生育、収量、土壌に及ぼす影響をみた結果、連用3年目では、たい肥連用によって百粒重が向上する傾向がみられた以外は生育・収量への連用効果はなかった。黒大豆に対するシグモイド溶出型被覆尿素の施用効果は、土壌窒素肥沃度の違いによって異なり、窒素肥沃度が低い圃場では増収効果が大きく、窒素肥沃度が高い圃場では増収効果が小さかった。窒素肥沃度が高い圃場で施用効果が低い要因の1つとして、土壌と被覆尿素からの窒素肥効によって、開花期の窒素固定活性が低下することが推察された。、
カテゴリ 管理技術 水田 施肥 大豆 土壌改良

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