| 課題名 |
濃厚飼料価格高騰に対する自給粗飼料多収・多給技術の開発 |
| 研究機関名 |
広島県立総合技術研究所畜産技術センター
|
| 研究分担 |
飼養技術研究部
|
| 研究期間 |
継H21~24 |
| 年度 |
2009 |
| 摘要 |
目的:、飼料イネの栽培利用を拡大するためには、収量増加等による栽培農家の収益性向上の他に、畜産農家側においても、現在利用の少ない肉用牛への給与利用を拡大する必要がある。そこで、従来の飼料イネよりも茎葉の糖含量が高い新たな品種を用いて、遅刈収穫による低カロテン化および多肥による多収栽培技術を確立する。ここでは、大型で極晩生の水稲品種FN1を晩植不稔化栽培(水稲の晩生大型品種を7月に遅植し、出穂期の低温により不稔化)し、立ち毛のまま冬季まで水田上で貯蔵し低温枯死後、βカロテン含量を低下させて収穫した肥育牛用飼料イネサイレージ(以下,晩植不稔FN1)について、肥育牛への給与効果を検証する。、成果:、1. 晩植不稔FN1の飼料特性を明らかにするため,飼料成分,消化率及び第一胃内分解特性を調査した。、(1)栄養成分、・ 晩植不稔FN1は従来のクサノホシよりも粗蛋白,NDF,粗灰分の含量が高く,NFC含量が少なく,茎葉部分の非繊維性炭水化物含量が著しく高いことが特長であった。、(2)消化試験、・ 晩植不稔FN1はクサノホシよりも粗蛋白,粗繊維及びNDFの消化率が有意に高く,消化性の良い飼料イネであることが分かった。、・ 晩植不稔FN1のTDN(可消化養分総量)はクサノホシと同程度であった。、(3)第一胃内分解特性、・ 晩植不稔FN1は,茎葉ともに分解性分画の割合が多く,有効分解度も高いことから,第一胃内で分解し易いことが分かった。、2. 極晩生品種「FN-1」を晩植栽培した時の適正施肥量をポット試験により把握した。、(1)N0区以外は出穂せず、N0区も出穂期で生育が停止した。草丈は各処理区間で差は見られなかったが,茎数は施肥量が多いほど増加する傾向が見られた。、(2)乾物全重は施肥量が多いほど増加した。そのため,今回の施肥量の範囲では適正施肥量の把握には至らなかった。、3. 堆肥連用が生育、収量に及ぼす影響も検証した。、(1)N0区以外は出穂せず、N0区も出穂期で生育が停止した。草丈は施肥量が多いほど高くなる傾向が見られ、茎数はN14以上の区で多くなった。、(2)乾物全重は施肥量が多いほど増加する傾向が見られたが、いずれの区も1000kg/10a以下と低く、クサノホシより劣った。
|
| カテゴリ |
水田
施肥
多収栽培技術
肉牛
品種
|