(3)作物主要病害に対する病原菌レースの同定と抵抗性遺伝資源の選抜

課題名 (3)作物主要病害に対する病原菌レースの同定と抵抗性遺伝資源の選抜
課題番号 2010015004
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 (独)国際農林水産業研究センター,生物資源領域
協力分担関係 ブラジル農牧研究公社
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 ・ 新たな判別品種群(日本型イネ品種麗江新団黒谷(LTH:11種の抵抗性遺伝子)およびインド型品種CO39準同質遺伝子系統群(14種の抵抗性遺伝子)を育成した。・ インドネシア、ベトナム、中国、ラオス、フィリピンで判別システムがほぼ完成された。・ フィリピン、ラオスのイネ遺伝資源の抵抗性変異を明らかにした。・ 熱帯から温帯までの広範囲にわたる地域のいもち病菌レースの変異・分布を明らかにした。・ 中国・雲南省において、標高差に従って異なるいもち病菌レースの変異と分布を明らかにした。・ 新たな地域バングラデシュやカンボジアにおける、いもち病菌菌系の収集を行った。・ 2009~2010年のシーズンに、ブラジル、パラグアイ及びアルゼンチンから採集した7、8及び10菌系の変異を評価し、前年度までと同様の地域間に変異を見出した。・ 2007~2008年にブラジルCampo Verdeで採集したバルク菌系由来の単一病斑分離菌系間での病原性は相互に似た病原性であり、1菌系はバルク菌系と同じ病原性を示した。・ さび病菌感染による葉の黄化を抑制するタイプの耐性品種LuPiDouと感受性品種BRS184との交配由来のF2集団において、連鎖群O上に効果の小さいQTLが検出された。・ ブラジルで最近育成された抵抗性品種を含め、既知の抵抗性遺伝子を有する品種系統を圃場で自然感染させたところ、判別品種のShiranuiで病斑当りの胞子体数が最も小さかった。・ Rpp2とRpp4を有する系統An76とRpp3を有する品種Hyuga、並びにAn76とRpp1を有する品種の交雑集団から、マーカーを利用して3遺伝子を併せ持つ系統の選抜を行った。・ 理事長インセンティブ課題「パラグアイに適した大豆さび病抵抗性品種の育成」では、Nikkei-CETAPAR等と、戻し交配とマーカー選抜による現地品種へ抵抗性の導入を開始した。・ Npr1,Wrky45およびディフェンシン遺伝子の導入系統(それぞれ7,4および7系統)における、遺伝子の発現を解析したところ、転写因子を導入した系統でサイレンシングの割合が高かった。
カテゴリ 遺伝資源 いもち病 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性品種 品種

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