| 課題名 | 水田の魚類育成機能を活用した水産業と農業が両立できる新たな魚類及び水稲栽培技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2010015541 |
| 研究機関名 |
滋賀県 公立大学法人滋賀県立大学 |
| 研究期間 | 2009-2011 |
| 年度 | 2010 |
| 摘要 | (1)胃内容物分析によって、ニゴロブナ稚魚は動物プランクトンに依存していることが明らかになった。動物プランクトン生産から考えて、ニゴロブナ仔魚の収容時期は湛水後2?3週間が適当であり、仔魚収容密度は60尾/m2でも過剰でないことが分かった。(2)ニゴロブナでは種苗生産の効率化を目指し、中課題5と連携して水田の有機質資材施用や水深条件管理が生産に及ぼす影響を評価したところ、水深が慣行より深く、有機質資材に発酵鶏糞を施用した区でニゴロブナ生産重量が大幅に増大した。(3)平成22年度は、メダカの水田内での増殖特性を把握するため、水田への親魚の適正収容密度を検討した。実験水田へ2、2.7、および4尾/m2の親魚を収容し、43日後の中干し時に全ての仔稚魚を回収した。その結果、親魚の収容尾数に係わらず、どの密度でも親魚数の16.2~19.7倍の仔稚魚が得られた。仔稚魚の体長組成には顕著な差は認められなかった。このことから、今回より高い密度での親魚の収容も可能であると考えられた。(4)水田から流下したニゴロブナ・ゲンゴロウブナの稚魚は、2週間以内に流下地点周辺からほぼ消失し、下流(琵琶湖方向)へ分散していくことが分かった。また、流下地点周辺で定期的に採捕したオオクチバス152尾とブルーギル74尾の消化管内容物を調べた結果、主にオオクチバスが流下魚を捕食しており、捕食者・被捕食者間に体長の相関はなかった。従って、流下魚を大型化するよりも、流下尾数を多くすることが増殖戦略上有利と考えられた。(5)前年度の成果をもとに環境こだわり施肥基準(減化学肥料)による施肥体系を組み合わせ、深水管理に適した環境こだわり施肥体系を検討した。 |
| カテゴリ | 土づくり 肥料 栽培技術 水田 水稲 施肥 鶏 水管理 |