次世代型県産材供給システムの開発

課題名 次世代型県産材供給システムの開発
課題番号 2009014136
研究機関名 長野県
(独)国立高等専門学校機構
日立建機(株)
長野県森林組合連合会
研究期間 2007-2009
年度 2009
摘要 (1)素材の生産状況や需要情報などの取引情報を、それぞれの発生場所で速やかに電子化し、取引をシステム上で行うとともに、素材は山元の生産現場から需要者に直送するシステムを構築し、実証実験を行った。システムの導入により、ロットの大型化、取引機会の増大、流通コストの削減と納期の短縮、計画的な生産などが期待できる中で、今回は実験から、直送による流通コストを2割程度削減できる可能性があるということを明らかにした。(2)現場で稼働するプロセッサヘッドに、衝撃や振動に耐えるボックスに保護される形でカメラを設置し、プロセッサ造材の一連の作業の中で、造材木の径を撮影・画像処理することにより、検知データを電子データ化することに成功した。また、既存機能により計測される材長データと合わせた造材情報を、ベースマシン内のコンピュータに蓄積し、一日の造材データとして衛星通信を使って素材情報センターへ送信する見込みを得た。(3)ICタグを利用し、山土場における生産状況及び在庫状況の把握と素材情報センタにおける運搬車両の適正配車、運搬状況の確認が可能な流通管理システムを開発した。運用とコスト面を考慮して、当初の計画とは異なり原木単位での管理から、トラック単位での管理方法とした。実証実験の結果から、本システムを利用した流通管理が、物流コストの低減に寄与できる見通しを得た。
カテゴリ ICタグ 画像処理 管理システム コスト

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