課題名 |
さやえんどうのナモグリバエを主体とした病害虫の総合防除対策 |
研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部道南農業試験場
|
研究分担 |
生産環境グループ
|
研究期間 |
完H20~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:さやえんどうの安定生産を阻害しているナモグリバエを主体とした主要病害虫に対して、有効薬剤、資材および土着天敵活用による総合防除体系を確立する。 成果:(1)ナモグリバエに対して新規有効薬剤5剤、粒剤1剤が有効で、土着天敵に比較的影響が少なかった。(2)0.8mm目防虫ネット被覆は、ナモグリバエの寄生防止に有効であった。(3)ナモグリバエの土着天敵(寄生蜂)および市販天敵製剤の放飼の効果はみられるが効果は低かった。(4)うどんこ病に対して、YES!cleanでカウントされない5薬剤が葉および莢に対して高い防除効果を示すことを確認し、これらを用いた薬剤散布体系を確立した。アザミウマに対してはYC剤では有効な剤はなかった。(5)粒剤の株元施用および上位3葉における成虫痕の有無で防除を判断し茎葉散布を行う方法で、7月播種の作型において茎葉散布2回でナモグリを防除できたが、少発生であったため、さらに次年度追加の実証試験で確認を行う。
|
カテゴリ |
うどんこ病
害虫
さやえんどう
土着天敵
播種
防除
薬剤
|