38 DNAマーカーを利用した水稲の減農薬栽培向け良食味品種の早期育成

課題名 38 DNAマーカーを利用した水稲の減農薬栽培向け良食味品種の早期育成
研究機関名 地方独立行政法人青森県産業技術センター農林総合研究所
研究分担 藤坂稲作部
研究期間 継H20~24
年度 2010
摘要 目的:本県の稲作では、いもち病は被害が大きい病害の上位にあげられ、農薬による防除が実施されている。農薬使用を削減した米の安定生産を可能とするためには、いもち病に強く防除が不要な品種の育成が必要である。 このため、高度いもち病抵抗性遺伝子をもつ品種・系統の特性を調査し、抵抗性遺伝子の効果を確認するとともに、遺伝子選抜に利用可能なDNAマーカーの選定、高度いもち抵抗性遺伝子を持ち、玄米品質、食味が優れる系統の早期育成に取り組む。 結果:高度いもち病抵抗性遺伝子を保有する品種・系統として、岩手88号(Pb1)、東北188号、みねはるか、中部128号、福島25号(pi21)、岩手89号(Pb1とpi21)、東北195号(Pi39(t))、中部32号(Pi34(t))について、水稲品種改良試験における慣行法により葉いもち及び穂いもち検定を行った。(括弧内は保有する抵抗性遺伝子名である。)葉いもち検定の結果、昨年度同様、Pb1以外の高度いもち病抵抗性遺伝子が葉いもち抵抗性の向上に有効であることが示唆された。  また、本事業により交配、選抜した系統の生産力検定試験に供試した系統の中から、高度いもち病抵抗性遺伝子Pi35を持ち、穂発芽性が“難”、耐冷性が“極強”など、特性に優れ、餅質が良い早生糯系統「相もち966」に「ふ系糯234号」の地方番号名を付し、奨励品種決定調査に配付することとした。
カテゴリ 病害虫 いもち病 水稲 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 農薬 品種 品種改良 防除 良食味

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