課題名 |
局部温度制御によるイチゴ「雷峰」の周年生産技術 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
園芸栽培部
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研究期間 |
完H21~H22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的: 一季成り性品種の「雪峰」を用い,短日処理とクラウン部冷却処理を組み合わせ,夏秋期の果実生産を安定化させ,国内初の単一品種による周年安定生産技術を開発する。並行して,この技術に対する品種毎の適応性も検討する。 成果: (1)クラウン温度制御は,空気中や地下水の熱を利用するヒートポンプと温度制御用チューブで構成され,高温期に冷水,低温期には温水をイチゴのクラウン部に通水することで温度制御できるシステムである。一季成り性品種,四季成り性品種においてクラウン部温度,培地温度を適温に制御することで,出蕾数の増加,商品果率の向上,増収が認められた。 (2)栗原市耕英区での現地実証試験において,クラウン温度制御により出蕾数の増加,増収,果実肥大が効果が認められた。チューブ資材は一般的なPEチューブにおいても,通常のクラウン制御用2連チューブと同程度の温度制御効果があり,代替資材としての利用が可能であることが分かった。
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カテゴリ |
いちご
ヒートポンプ
品種
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