課題名 |
トマトにおける総合的病害管理技術の確立 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
|
研究分担 |
園芸環境部
|
研究期間 |
完H18~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的: 生物的防除,物理的防除と化学合成農薬を組み合わせ,県の重点振興品目であるトマトの総合的病害管理技術を確立する。 成果: (1)薬剤散布と送風を組み合わせることにより葉かび病および灰色かび病の抑制効果が認められた。うどんこ病は送風により増加した。 (2)市販の送風機を設置して初期に化学農薬を連続して散布した後,生物農薬を散布することで化学農薬の使用を半分以下にすることが可能であった。 (3)バチルス菌が付着したマルハナバチを訪花させて花の灰色かび病の防除を検討したところ,花に付着した菌密度にばらつきはあるが,高い菌密度の花も見られ,防除効果が認められた。300m2ハウスではディスペンサー設置4日後から菌密度が高くなり,11日後から減少した。 (4)県内のトマト灰色かび病菌を採集し,各種薬剤に対する感受性を調査したところ,ストロビルリン耐性菌の存在が確認された。
|
カテゴリ |
病害虫
うどんこ病
管理技術
生物的防除
耐性菌
トマト
農薬
防除
マルハナバチ
薬剤
|