| 課題名 |
ノリ優良種苗開発試験 |
| 研究機関名 |
愛知県水産試験場
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| 研究分担 |
栽培漁業グループ
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| 研究期間 |
継H11~ |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
[研究の背景・目的] 近年の温暖化現象に対応するため高水温耐性を有する優良種苗を開発するとともに,優良なノリ品種について品種登録を行ってノリの生産安定化と県民への安定供給を図る。なお,この試験は漁連との共同研究で実施している。 [本年度の目標] ・品種登録申請を行ったY-3-2A(申請名称あゆち黒吉)について,稔性や単胞子発芽体量の追加試験を実施する。・交雑株No.12と親株(清吉2-4株と鬼崎株)及び標準株(U-51株)を室内試験と野外試験により特性評価を行う。 [結果の概要] ・Y-3-2Aについては,単胞子発芽体量のデータを追加して品種登録申請の自主補正を行った。・交雑株No.12については,室内培養で品種特性(塩分適応性,温度適応性,栄養要求性)を清吉2-4株と鬼崎株,U-51株と比較して評価した。その結果,交雑株No.12は他の3株より高水温時の生長が良く,多層化の発症も少なかった。また,交雑株No.12は栄養塩濃度の高い培養海水で生長が良い傾向が認められた。・豊浜漁場で交雑株No.12と他の3株の比較試験を行った結果,交雑株No.12と清吉2-4株は葉体のL*値が鬼崎株とU-51株より3~7低く,交雑株N.12は葉体の色が濃いことが示された。また,交雑株No.12の葉体の流失抵抗性(基部付着力)は3.8g,清吉株は2.9g,鬼崎株は4.4g,U-51株は5.7gを示し,交雑株No.12の流失抵抗性は清吉2-4株よりやや改善されていることが示された。・交雑株No.12の秋芽生産期(1回目~3回目摘採の合計)の1/4網あたりの生産量は8.1kg,清吉2-4株は6.9kg,鬼崎株は13.0kg,U-51株は11.3kgだった。 [事業を進める上での課題・問題点] ・交雑株No.12の秋芽生産期の生産重量は清吉2-4株よりは多かったが,鬼崎株とU-51株より少なかった。その理由としては,交雑株No.12がほとんど栄養繁殖をしないことと,流失抵抗性はやや改善されても葉体が硬く摘採時に基部から抜けたため生産量が減少したと考えられる。これを改善するために,交雑株No.12はY-3-2Aなどの栄養繁殖性が高い品種と混合し海域で養殖する必要があると考えられる。
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| カテゴリ |
抵抗性
繁殖性改善
品種
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