冷水魚増養殖技術試験

課題名 冷水魚増養殖技術試験
研究機関名 愛知県水産試験場
研究分担 冷水魚養殖グループ
研究期間 継H11~
年度 2010
摘要 [研究の背景・目的]  山間地域における養殖経営の安定を目的とし,従来品種のマス類に加えてバイオテクノロジーで作出された新品種「絹姫サーモン」の魚病対策等の養殖技術の開発を行う。 [本年度の目標] ・大型魚の生産管理上で,成長優良群を早期に選抜することの有効性を,養殖現場と実験系で検証する。 ・奇形等の発生率を選抜段階別に把握して,出荷サイズまでの奇形魚混入比率の軽減を図る。 [結果の概要] ・選抜飼育を実施した養殖現場では,ふ化から平均体重18gまでの生残率は90%以上であり,病気等による大量へい死は見られず,餌付け後約11ヶ月で平均体重115gとなった。 ・当所で作出したニジアマを用いて大群と小群の飼育成績を比較した結果,大群は小群よりも成長,飼料効率が良く,奇形尾数割合は低い傾向が見られた。 ・生産現場での奇形発生状況を4月から12月まで調査したところ,奇形尾数割合は愛知淡水では12.1~15.0%,試験実施養魚場(今泉養魚)では2.0~5.0%であり,業者で差が見られた。 [事業を進める上での課題・問題点] ・これまで本県マス類養殖は甘露煮等の加工魚の生産が中心であったため,刺身用大型魚生産に適した養殖管理(防疫管理を含む)への対応が必要である。
カテゴリ あま 加工 経営管理 出荷調整 飼料効率 新品種 品種

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