課題名 | ナス栽培におけるミツバチ長期利用技術の開発 |
---|---|
研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所 |
研究分担 |
野菜・花 |
研究期間 | 完(H20~H22) |
年度 | 2010 |
摘要 | セイヨウミツバチは、セイヨウオオマルハナバチの代替花粉媒介昆虫として有望であるが、冬期の利用が困難である。これまでの結果、昼間の高温管理によって稔性花粉量が増加し、セイヨウミツバチの受粉効果が高まることが明らかになった。そこで、保温性の高い空気膜ハウスを活用して昼間の気温を高め、冬期のセイヨウミツバチ利用を図る。前年度までに、空気膜ハウスでは冬期も利用可能なセイヨウオオマルハナバチと同等の収量を得られること、後夜温をやや下げると果実品質を向上できることを明らかにした。しかし、空気膜ハウスでは、果皮の赤味がやや増す傾向が認められた。本年度は、空気膜ハウスの光線透過率の低下を抑えるために外張りフィルムを薄くした空気膜ハウスで検討した。 その結果、空気膜ハウスでは、慣行ハウスと同等の収量を得られ、形状不良果率を低下できることが明らかになった。しかし、果皮の赤味がやや増す傾向は改善しなかった。 |
カテゴリ | 受粉 なす マルハナバチ ミツバチ |