課題名 |
土壌に由来する生理障害の原因究明と対策 |
研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所
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研究分担 |
環境
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研究期間 |
継(H20~H24) |
年度 |
2010 |
摘要 |
1.蛍光X線分析装置を活用した作物の簡易栄養診断手法の開発:従来法による農作物中の無機成分測定には、強酸による分解後、各成分ごとの定量が必要で、時間や労力などの制約の中、迅速な診断ができず、対策が間に合わない場合があった。そこで、蛍光X線分析装置を用いて障害の発生した植物体中の無機成分を簡易に分析し、有害成分や必修元素の欠乏、過剰の可能性を大まかにスクリーニングする手法を開発した。測定条件は、軽元素に対応したものから重金属に対応したものまで4種類の条件を組み合わせ、1サンプル当たり15分程度で測定が可能な条件とした。この条件によって測定したスペクトルと、各成分の定量値から検量線を作成した結果、必須元素については9元素、有用元素については4元素、有害元素については4元素の測定が可能になり、合計17元素について簡易測定が可能になった。今後、分析点数を増やし、さらに精度向上に努める予定である。
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カテゴリ |
栄養診断
簡易測定
生理障害
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