摘要 |
【目的】 本県の栽培体系において使用基準どおりに使用しても残留基準値を超過するおそれのある作物が存在する。そこで、これらの残留動態を調査して、基準値超過事故を未然に防止する技術を確立する。 【成果】 1)ミニトマト ○対象農薬:ロブラール水和剤、カンタスドライフロアブル、トップジンM水和剤、ペンコゼブフロアブル ○結果 (1)全ての農薬で、処理1日後の残留量は基準値以下であった。 (2)今回は全て1回処理であったが、使用基準内の複数回使用しても、トップジンM水和剤以外では、基準値を超過する可能性は低いと思われた。 (3)ミニトマトの場合、開花から収穫までが約1ヶ月半であることから、トップジンM水和剤を複数回使用する場合には、1ヶ月半程度の間隔をとることが望ましいと思われた。 2)パセリ ○対象農薬:アドマイヤーフロアブル、バイレトン水和剤5 ○結果 (1)全ての農薬で、使用基準どおり処理して基準値未満であった。 3)ピクルス型きゅうり ○対象農薬:カンタスドライフロアブル、ダコニール1000、ペンコゼブフロアブル、サンマイトフロアブル、ゲッター水和剤 ○結果 (1)全ての農薬で、処理1日後の残留量は基準値以下であった。 (2)ただし、ペンコゼブフロアブル及びサンマイトフロアブルは使用基準を限定すべきであると考えられた。
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