茶に関する試験

課題名 茶に関する試験
研究機関名 香川県農業試験場
研究分担 満濃試験地
研究期間 継H11~
年度 2010
摘要 【目的】 本県茶産地の特性を踏まえた栽培管理技術を確立し、茶業経営の安定に資する。 【成果】 1)「めいりょく」の生産安定と品質向上対策  更新期間の程度と浅摘みの程度が翌年の一番茶の収量構成要素に及ぼす影響について検討し、樹高が低いほど一枝重、枝条長、枝条径は増加し、整枝数は減少し、その傾向は「やぶきた」より顕著であるという知見を得た。 2)茶の病害虫発生状況調査と効果的防除法検討  (1)フェロモントラップを用いたハマキガ類の発生消長調査を行い、チャノホソガでは年間5回の誘殺ピークを確認した。  (2)ヨモギエダシャク(中齢幼虫)に対する薬剤効果(10剤供試)を行い、特に摂食行動阻害タイプの薬剤において高い効果を得た。  (3)チャノホソガに対する薬剤効果(13剤供試)を行い、葉縁潜葉期よりも皮下潜葉期防除が効果が高く、遅効性薬剤では荒茶の品質低下が懸念された。 3)施肥体系の見直しによる効率的施肥技術の検討  (1)鶏糞を用いた費用低減施肥については、慣行区と比較して粗収益が優り、低コスト化による所得向上が図られた。  (2)樹冠下点滴施肥法による効率的施肥技術については、慣行区が一番茶収量、秋整枝量ともに液肥施用区に優った。 4)樹勢の強弱と二、三番茶摘採の可否が翌年一番茶に及ぼす影響の調査  二、三番茶摘採の可否に関わらず、樹勢の強い区が優り、樹勢の強弱に関わらず三番茶不摘採区が、翌年の一番茶での収量、粗収益及び年間粗収益において最も優れた。 5)推奨品種の作況調査及び優良品種特性調査  (1)本県推奨4品種「やぶきた」「めいりょく」「かなやみどり」「おくみどり」について本年度の気象要素と生育、収量の実態把握を行った。  (2)本県推奨品種候補を選定するため、他県においても評価の高い5品種についてその基礎データの収集を行った。
カテゴリ 害虫 経営管理 栽培技術 施肥 低コスト 発生要因分析 品種 フェロモン 防除 薬剤

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