課題名 |
南西諸島南部における耕作放棄地を活用した持続的株出し栽培技術の確立 1)耕作放棄地におけるサトウキビ1回株出し栽培(2年2作目)の実態把握 2)耕作放棄地における土壌肥沃度改良法の検討 3)耕作放棄地における2月新植栽培の実態解明 |
研究機関名 |
沖縄県農業研究センター
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研究分担 |
石垣支所
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研究期間 |
継・H21~23 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:南西諸島南部(石垣島)の耕作放棄地等の不良環境圃場におけるエタノ-ル原料用のサトウキビ栽培を想定し、耕作放棄地においてエタノ-ル原料用のサトウキビモデル系統を株出し栽培した場合の病害虫・雑草発生程度や土壌肥沃度の変化を解析し、持続的な多回株出し栽培に必要な基礎デ-タ-を取得する事により低コストで持続的な株出し法の開発を図る。 成果1):株出し栽培(2年2作目)は多年生雑草「ハイキビ」が株間に散発的に発生し、手取り作業が必要となり、10a当たり2.0時間の労力と2,000円のコストがが追加される。 成果2):極めて低肥沃土の耕作放棄地においては堆肥の植溝施様により茎数確保と茎伸長に効果が高く全糖収量が増加することを明らかにした。 成果3):エタノ-ル原料用モデル系統(KY01-2043」は、標準品種「Ni9」に比較し茎伸長に優れ原料茎重及び全糖収量も多い。雑草防除は、10月新植栽培に準じて、除草剤を利用することで対照畑地と同程度まで防除可能である。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
きび
コスト
栽培技術
雑草
さとうきび
除草剤
低コスト
品種
防除
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