新微生物機能によるナス科果菜のネコブセンチュウ防除技術の開発

課題名 新微生物機能によるナス科果菜のネコブセンチュウ防除技術の開発
課題番号 2011017991
研究期間 2008-2011
年度 2011
摘要 (1)シロイヌナズナのエチレン変異体におけるネコブセンチュウの侵入数を解析し、ネコブセンチュウ抑制効果におけるエチレンの重要性を示し、本現象の作用機作の解明に至った。(2)ウイルス素材を実証試験機関(広島県、三重県、中央農研)に供与するとともに感染率の検査サービスも行って実証試験と有機的に連携し、標準素材としてのMMMoVの有効性を確認するに至った。(3)茎処理系では処理回数および土壌混和系では処理量と効果等の有効処理条件について明らかにした。(4)ベース処理にトリコデルマ属菌WP8株の土壌処理、メチオニンの噴霧処理を組み合わせ相乗効果の確認を図ったが、線虫害防除効果のみ認められた。一方、トマトにおいてベース処理の高い線虫防除効果に加え、これとトリコデルマ属菌WP8 株の併用処理、これと半量の殺線虫剤の併用処理に相加的防除効果を確認できた。また、MMMoVとメチオニンの噴霧処理の組み合わせはベース処理を超える高い防除価と総果実数を示した。(4)土壌処理により高い線虫防除効果を示すトリコデルマ菌系統をベースの微生物(MMMoVとMFP3株)処理に加え、その補完技術としての有効性を明らかにするため、防除効果および生育・収量に及ぼす影響を圃場規模で調査した。また、広島県で実施される圃場試験の補完データを三重県でも取得した。
カテゴリ 土壌処理 トマト なす 防除

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