チャの新害虫ミカントゲコナジラミの発生密度に対応した戦略的防除技術体系の確立

課題名 チャの新害虫ミカントゲコナジラミの発生密度に対応した戦略的防除技術体系の確立
課題番号 2011017996
研究期間 2009-2011
年度 2011
摘要 (1)本種の侵入後間もない静岡県牧之原台地上で広域のトラップ調査をおこない、本種が風分散等によって広域に移動する状況を明らかにした。また、初期の侵入モニターに効果的な黄色粘着トラップを選定した。(2)本法を検証するとともに、PCR-RFLP法により上記遺伝子増幅産物をより正確に判別する方法を検討した。(3)本法を実証するとともに利用可能資材を増やすための効果試験等をおこなった。(4)追加調査し面的拡大様式に傾向がないことを明らかにした。さらに発生数の少ない侵入当初のモニタリングに乗用型摘採機導入茶園では黄色粘着トラップを設置した乗用型摘採機の利用が有効であることを明らかにし、モニタリング手法の実用性を高めた。(5)茶株すそ刈りによる物理的防除技術を開発した。さらに、物理的防除とマシン油乳剤散布を併用した効率的防除技術の実証試験をおこない実用性を高め、試験を終了した。(6)秋芽の整枝の有無がマシン油乳剤の防除効果に及ぼす影響を明らかにした。(7)チャトゲコナジラミに対するシルベストリコバチ個体群の産卵行動に関する各種パラメータを記録し、同属の近縁種と比較した。(8)浅刈り後に周囲から飛来する成虫の対策として農薬散布の効果を明らかにした。(9)現地において苗床防除および苗木予措技術の実証試験をおこない、育苗期間中の防除で苗木での寄生をゼロにすることは困難であることを明らかにした。また、場内ネットハウス(6m×11m)内でフリー苗生産技術の実証試験をおこない実用性を高めた。(10)各防除計画(農薬無散布、慣行防除、天敵温存防除)に基づき防除をおこなった圃場において、チャトゲコナジラミ密度、シルベストリコバチ捕獲消長および寄生率を調査し、これらの関係を明らかにした。(11)いわゆるチャ系統とカンキツ系統群の行動特性の比較と、交配試験をおこない、両種間の雄交尾信号の明瞭な差異に着目して、生殖的隔離機構の存在を調査した。日本への侵入がサカキやヒサカキの輸入切り枝による可能性を検証するため、都内の複数の社寺境内での発生調査をおこなった。
カテゴリ 病害虫 育苗 害虫 茶 農薬 防除 モニタリング その他のかんきつ

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