課題名 |
共同育種による種子繁殖型イチゴ品種の開発と種苗供給体系の改革 |
課題番号 |
2011018004 |
研究期間 |
2009-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)選抜された有望系統の元親同士をF1組み合わせの通り、再度交配を行い、各機関で生産性評価可能な量の種子(目安:1 系統当たり約800 粒以上)を得る。23 年5月末までに各機関での有望系統を相互に交換し、主として生産性、果実特性の評価を行う(2)選定した有望のF1 組み合わせ3組み合わせについて、種子を5月末までに提供するとともに、各共同育成場所提供された品種登録候補系統について、23 年促成作型(23 年秋~24 年春)で生産力検定試験を実施し、品種登録候補を決定する。評価項目は発芽率、育苗時の病害抵抗性、果実品質、外観形質揃い等とし、四季成り性が期待できる系統については、20 時間日長による花芽分化促進効果についても検討する(3)35 系統の生育、うどんこ病抵抗性、果実品質を解析し、4系統を一次選抜する。千葉県と共同研究機関で一次選抜された系統を栽培し、二次選抜に向けて早生性、果実品質、うどんこ病抵抗性を調査する。(4)設計したプライマーを用いてPCR 反応を行い、精度の高いデータが取得できるフラグメントアナライザーによる多型解析を行う。これらのデータを元に、種子繁殖型品種と従来品種を区別する識別マーカーを確定するとともに、解析した各マーカーのアレル頻度をリスト化し、DNA マーカーを用いたイチゴ品種識別のためのシステムを確立する。
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カテゴリ |
育種
育苗
いちご
うどんこ病
DNAマーカー
抵抗性
繁殖性改善
病害抵抗性
品種
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