課題名 |
ドライミストを核とした施設園芸における夏期高温対策技術の確立 |
課題番号 |
2011018007 |
研究期間 |
2009-2011 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)実用化に向け、大型の生産ハウスで同様の効果を実証した。また、日射や換気、ミストの気化熱量などを基にした施設内の熱収支を数値モデル化し、施設の熱特性に応じた効率的なミスト噴霧量の設計法を考案した。さらに、実用システムとして日射などの負荷の急変時にもシステムを止めずに対応できる、複数台ポンプを用いた多段制御法の制御値を提案した(2)頻繁な発停を防ぎ、冷却効果を高める制御法として、多段階制御によるシステムを試案し、生産者ハウス(400m2)での実験結果をもとに、高い制御性を持つ自動制御技術の確立を行った。(3)スト設置条件を連棟の天窓、側窓換気の温室で、噴霧ラインの本数が自動で切り替わるように制御方法を2段階とした。その結果、平均気温(8時~18時)は、対照の遮光温室より平均2~3℃程度低下した。温度と湿度での2段階制御で効率よく稼働し、電気使用量、水使用量は22年度より減少した。(4)パフォーマンスのさらなる向上のため外部遮光(50%)の有無および給液濃度(夏期の慣行濃度、冬期濃度)を組み合わせ、3品種で切り花の収量・品質と経済効果を比較検討し、ドライミスト利用技術の実用性を高めた
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カテゴリ |
高温対策
施設園芸
自動制御
品種
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