課題名 |
漁家経営安定を推進するえびかご漁業用ロングライフ蝟集餌料製造システムの開発 |
課題番号 |
2011018065 |
研究期間 |
2009-2011 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)試験調査船おいて、冷凍貯蔵条件を改善した人工蝟集餌料を供給し、天然餌料に対する漁獲量の比率を高めることができた(2)製法が改良された餌料について、21年度と同様に「刺身」についての官能評価を行った。また、可食部(内臓を含む)の重金属成分について比較検討した。「刺身」では官能的に餌料による品質の差は認められなかった。重金属では、両餌料による顕著な差は認められなかった。(3)人工蝟集餌料製造時等における貯蔵(凝固)を検討し、30℃以上の保管では2~3日で亀裂等を生じ、破断強度が低下することを明らかにした。(4)人工餌料の種類を増やし蝟集効果を評価するとともに、人工餌料の成分である各種アミノ酸に対するエビの行動を評価し、蝟集効果の高い人工餌料ならびにアミノ酸を明らかにした。(5)凍結条件を改善した人工蝟集餌料を用いて漁獲試験を行い、天然餌料に対する蝟集効果、持続性および耐久性を評価するとともに、蝟集効果が最も高くなる最適使用量を求めた。また、蝟集効果を保持しつつ原料コストの削減を検討するために、人工蝟集餌料の原料の混合率などの変えた各種餌料について漁獲尾数の変動傾向を明らかにした。
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カテゴリ |
経営管理
コスト
製造システム
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