課題名 |
コスト・環境負荷同時低減のためのバルクコンテナ物流技術の開発 |
課題番号 |
2011018101 |
研究期間 |
2010-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)現行波形でキャベツ、ダイコンのDBCを求めると同時に青果物特有の損傷発生について考察する。また、キャベツなど青果物は構造的に緩衝性を持つものがあるため、衝撃波形発生領域において鋭角波形の発生を検討する(2)バルクコンテナに加工用タマネギおよび他品目を充填した状態で、JRコンテナ、トレーラーによる長距離輸送試験を時期別に複数回にわたって行う。その際、調査する項目は、輸送中の環境要因(コンテナ内外の振動衝撃、温湿度)、品質変化(損傷状態、腐敗、事故品発生率など)、容器の損傷、作業性(充填、積載・荷卸し、内容品の回収)などとする。(3)ダイコンについて、バルクコンテナおよびダイコンの形状・物性、実測の振動波形に即したDEM解析ができるように、シミュレーションモデルを高度化・精緻化する。構築したモデルを用いて、ダイコンと容器、ダイコン同士の相対運動で生じる動的な力と応力の解析を行い、1-(4)と連携して、実測結果と比較検討を行うことで、バルクコンテナ内青果物の損傷予測を試みる。(4)青果物は収穫後に物性が変動するため、収穫後の経過時間により損傷の発生程度が異なると予想される。そこで、収穫直後から収穫1週間後のダイコンを供試材料として、経過時間とダイコンに割れが発生する応力の閾値の関係を明らかにする。測定には、圧縮試験器および多点圧力センサを用いる。
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カテゴリ |
加工
キャベツ
くこ
コスト
だいこん
たまねぎ
輸送
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