課題名 |
ピーマン産地の連携による線虫抵抗性選抜システムの開発と土壌病虫害複合抵抗性台木品種の育成 |
課題番号 |
2011018151 |
研究期間 |
2010-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)トマトゲノム情報を利用して、ピーマン第9染色体上のMi抵抗性遺伝子座近傍に集中的にマッピングを行う。また、他の抵抗性分離集団(KC-RILs等)を用いて、SSRマーカーやAFLPによる連鎖地図の作製を行い、1-(3)で得られた線虫抵抗性評価結果をもとに遺伝解析を行う。これにより各野生種の有する線虫抵抗性遺伝様式及びゲノム上の位置を解明するとともに、それぞれの野生種が有する抵抗性遺伝子座の比較を行う。(2)検出されたSNPについては、Tm-shift法によるPCRマーカー化を行う。さらに、これらPCRマーカーを用いて解析集団をタイピングし、連鎖地図上へのマッピングを行う。一方、抵抗性個体選抜用マーカー開発については、ピーマン染色体9番上の抵抗性遺伝子座近傍に対応すると予測されるトマトゲノム上の領域にヒットするESTをblastにより検索し、これらESTについて、イントロン増幅用プライマーを設計し、両親品種・系統間でイントロン領域の配列を比較することにより行う。(3)抵抗性遺伝資源の異なる3種類の線虫抵抗性分離集団を用いて線虫接種試験を行う。抵抗性評価法については、2-(2)で確立した手法を用いる。即ち、タフブネ(200L)に線虫抵抗性分離系統苗(葉齢4L)を定植し、移植後5日間根系を発育させた後、Miの2齢幼虫約(300頭/1株当たり)を含む懸濁液を株元に接種する。
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カテゴリ |
病害虫
遺伝資源
栽培技術
台木
抵抗性
抵抗性遺伝子
ピーマン
評価法
品種
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