課題名 |
四国4県連携によるIYSVの緊急防除対策技術の開発 |
課題番号 |
2011018175 |
研究期間 |
2010-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)薬剤感受性については、既知の抵抗性遺伝子が存在するかどうかを確認するとともに、これまでの産雌系とは異なった薬剤感受性スペクトラムを示す産雄系については、抵抗性に関与する遺伝子領域の探索を行う。(2)分子系統解析により分類された2つの系統それぞれから1ウイルス株を選定し、ネギアザミウマとの親和性を明らかにする。供試媒介虫系統は、産雌系および産雄系とし、それぞれ四国内に生息する優先系統とする。また、IYSV2系統それぞれを獲得させた保毒虫を用いたネギ、ニラ等に対する病原性試験を実施する。(3)汁液接種または虫媒接種した植物体でのIYSV検出時期を接種葉および上位葉で確認する。また接種により得られた無病徴感染株を長期栽培し、IYSVの保持期間または消失時期について確認するとともに、無病徴感染株存在の実態を現地で調査する。IYSV発生地に生息するネギアザミウマ個体群にIYSV親和性の異なる個体が存在するのかを孵化幼虫での獲得吸汁と個体飼育を繰り返すことにより調べる。(4)愛媛県の新発生地および香川県の既発生地において、ネットつき粘着トラップなど小課題2.(1)、3.(1)等と連携して開発したトラップの有効性を検証する。生物検定により保毒が確実なネギアザミウマを用いて、多頭検定の精度についてさらに検討する。
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カテゴリ |
抵抗性
抵抗性遺伝子
にら
ねぎ
防除
薬剤
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