課題名 |
地球温暖化に対応したブドウおよびウメ新品種の開発と温暖化に伴う適地変化予測 |
課題番号 |
2011018204 |
研究期間 |
2011-2013 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)選抜4系統並びに対照3品種(「シャルドネ」、「甲州」、「甲斐ブラン」)について、果実調査、ワインの成分分析を実施する。ワイン品質については山梨県内のワインメーカー等の協力も得て、50名規模の官能評価を行い、対照品種のワインとも比較して優劣を判定する。山梨54号については、主要病害である灰色かび病、うどんこ病、晩腐病、黒とう病に対する抵抗性を福岡県農業総合試験場、農研機構果樹研究所の協力により評価する。(2)選抜4系統並びに対照品種の「シャルドネ」、「甲斐ブラン」、「甲州」について、短梢剪定栽培と長梢剪定栽培の栽培管理方法別に、耐寒性、生理障害発生の有無、病害虫の発生程度、果実品質、収量性等を評価し、平成23年度の条件における地域適応性を評価する。さらに、前年までの調査データと併せて栽培特性、果実特性を評価し、地域適応性を検討する。なお、耐寒性については、寒さによる枯死枝や枯死樹の出方、不発芽の多少を観察し、対照品種との比較により評価する。病虫害の発生は慣行防除により特異的に発生した病虫害の程度を評価する。(3)対照品種の「シャルドネ」および「甲斐ブラン」とともに平成20年に石川県農業総合研究センター砂丘地農業試験場圃場に苗木を栽植した4選抜系統について、長梢剪定栽培を行って育成を続け、耐寒性、生理障害発生の有無、病害虫の発生程度、果実品質、収量性等を評価し、平成23年度の条件における地域適応性を評価する。さらに、前年までの調査データと併せて栽培特性、果実特性を評価し、地域適応性を検討する。なお、耐寒性については、寒さによる枯死枝や枯死樹の出方、不発芽の多少を観察し、対照品種との比較により評価する。病虫害の発生は慣行防除により特異的に発生した病虫害の程度を評価する。(4)対照品種の「シャルドネ」および「甲斐ブラン」とともに平成20年に農研機構果樹研究所ブドウ・カキ研究拠点圃場に苗木を栽植した4選抜系統について、平棚長梢剪定栽培を行って育成を続け、耐寒性、生理障害発生の有無、病害虫の発生程度、果実品質、収量性等を評価し、平成23年度の条件における地域適応性を評価する。さらに、前年までの調査データと併せて栽培特性、果実特性を評価し、地域適応性を検討する。なお、耐寒性については、寒さによる枯死枝や枯死樹の出方、不発芽の多少を観察し、対照品種との比較により評価する。病虫害の発生は慣行防除により特異的に発生した病虫害の程度を評価する。
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カテゴリ |
病害虫
うどんこ病
うめ
害虫
栽培技術
新品種
生理障害
耐寒性
抵抗性
品種
ぶどう
防除
ワイン
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