温暖な気候を活かしたそば春まき栽培の生産技術確立と産地形成

課題名 温暖な気候を活かしたそば春まき栽培の生産技術確立と産地形成
課題番号 2011018205
研究期間 2011-2013
年度 2011
摘要 (1)播種期・播種量試験は早限として3月上旬、晩限として4月上旬播種を設け、播種量については多・中・少を設け、播種の適期幅および適量について検討する。また、春そばは生育期間が3月~6月の低温期に栽培するため、秋そばと同様の施肥体系では、窒素の溶出が少ないことが予想される。そこで、施肥試験では多肥から無施肥までの全量基肥栽培に加え、時期別に追肥を行う分肥栽培を実施し、施肥量および施肥時期の違いによる増収効果について検討する。(2)播種時期を5水準(3月上旬~4月中旬),播種量を3水準(10アール当たり2.5kg,5kg,10kg)とし,それぞれを組み合わせて生育,収量に及ぼす影響を検討する。窒素施用量の違い(10アール当たり窒素1kg,3kg,6kg)が生育,収量に及ぼす影響を検討する。(3)春まきそば栽培後の水田および前作無しの水田を使用し、そばの植物残渣(茎・切り株および根)をすき込み水稲を栽培し、そばの植物残渣が水稲の生育に及ぼす影響を明らかにする。また、漏生種子を想定した試験として、春まきそば作付け後の水田にそば種子を播種し水稲を栽培する。漏生種子量を3水準設定し、漏生種子が水稲の生育に及ぼす影響について明らかにする。水稲には飼料イネを用い、糊熟期および成熟期の2回に分けて収量調査を実施する。(4)そば播種用の仕様を検討・設計し、ロータリメーカーや播種機メーカーに表層散播播用の部品の試作を依頼する。それら試作された各部品を元に、そば用の表層散播装置を組み立てる。試作した表層散播装置を用いて圃場播種試験を行い、播種深度・播種分布・施肥深度・施肥分布等について調査する。それら調査結果や小課題(2)の成果を元に、そば栽培に最適化させるための表層散播装置の改良点を検討する。
カテゴリ しそ 水田 施肥 そば 播種

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