課題名 |
山側における「間伐材から機能化混練型WPC変換まで一貫したシステム」の実証化研究 |
課題番号 |
2011018220 |
研究期間 |
2011-2013 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)ディスク型の粉砕装置を利用して、ディスクの種類、ディスクの稼働条件(回転数、クリアランス等)及び湿式粉砕する木粉の性状(初期含水量、サイズ等)により合成されるバイオフィラーの状態を評価できる粉砕実験を行う。23年度は特に、木粉サイズを固定し、表面のフィブリル状態に注目した評価実験となる。また、ラボベースでのせん断粉砕機(遊星ボールミルを想定)にて、オレフィン系(ポリプロピレン、ポリエチレン)のプラスチックと相溶性のある表面処理剤を用い、表面処理剤の性状(化学構造、融点、粘度等)とメカニカルアロイ性の評価を実施する。(2)全体のサイズは、レーザーによる粒度分布にて評価を行い、フィブリル等微細なバイオフィラー表面上の相違は、粘弾性による繊維の相互作用評価、チキソ性評価等粘度による配向の評価及びSEMによる画像解析を実施し、粉砕条件の差が確実に認められる評価手法を絞り込む。また、この絞り込みには、認められた差と混練型WPCによる性能への影響を検証しこの結果も考慮する(どの結果が混練型WPCの性能に影響するかマッピングし、実用化時の品質管理ポイントへ活かす情報を提供する)(3)ヘンシェル型のミキサにて150℃程度加温した条件で、ベース樹脂を高速で撹拌した状態でバイオフィラーを添加し、これらの衝突による分散を利用し、凝集を防止するコンパウンド手法を実証する。
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カテゴリ |
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