ITにより低コストに人工林材から内装材を製造する生産・加工システムの開発

課題名 ITにより低コストに人工林材から内装材を製造する生産・加工システムの開発
課題番号 2011018237
研究期間 2011-2013
年度 2011
摘要 (1)一般に木材表面の木理や性状を視覚に代えて検出するには、木材表面に照射して反射した光をカメラで撮像し、処理を行う。今年度は、カラマツ、トドマツ等の樹種ごとに、対象とする節部に対する最適な照明や撮像環境条件等の検討を行い、様々な形態の節部を認識するための画像処理手法を検討する。具体的には、節部分の検出精度、検出特性を把握するために必要となるカメラ解像度や効果的な波長領域を有する光源を選定して、撮像環境を構築し、画像処理ソフトウェアを作成する。これにより機能試験を行い、手法の有効性を検証する。(2)脱落防止処理装置は、単板の搬送方向と直交する方向に複数台の処理剤の塗布装置を配置して、検出装置の情報を基に稼働する構造を想定している。そのため、今年度は処理装置の基本ユニットとなる塗布装置と駆動装置を開発し、処理剤塗布の位置精度や面積などを検討する。(3)高速の搬送機構や装置への送入機構、排出機構、安定走行機構等を調査・検討すると共に、表面性状の認識機構や節脱落防止機構の動作に影響を与えない搬送機構への組み込み方法を検討し、装置の設計と機構の一部を試作する。また、処理剤の硬化を行うため、内部給排気システムやアルミミラーなどを組み込んだコンベア一体型の照射装置を検討し、設計する。さらに、単板に節脱落防止処理を施し、節の脱落率、処理剤の塗布性、寸法安定性等を評価すると共に節脱落防止処理を施した単板を用いて合板を試作し、強度性能等の合板として必要な各種試験を行い、試作した合板の性能を評価する。
カテゴリ 加工 画像処理 低コスト

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