課題名 |
麦類・ナタネ及び秋冬野菜における放射性セシウムの移行制御技術の開発 |
課題番号 |
2011018244 |
研究期間 |
2011-2011 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)腐植質黒ボク土圃場(平成23年11月1日 コムギ播種)と不耕起管理の淡色黒ボク土圃場(平成23年10月27日 コムギ播種)において、ダイズ栽培時のバーミキュライト施用(500kg/10a)、カリ増施肥(慣行の3倍量)、反転耕(30cm深)が次作のコムギ(ゆきちから)への放射性セシウムの移行に及ぼす影響を栽培試験により明らかにした。(2)東京電力福島第一原発事故で放出された大量の放射性物質によって、広範囲に土壌が汚染された。土壌から植物体にどの程度放射性物質が移行するのかを把握しておくことが重要であるが、国内でのデータの蓄積は十分ではない。そこで、福島市の汚染圃場で秋冬作野菜を栽培し、その土壌からの移行係数を明らかにした。(3)島県における平成23年産コムギの放射性セシウム濃度は、フォールアウト時の生育量に比例して高まり、直接汚染の影響が大きく、経根由来の影響が小さかった。このため、平成24年産コムギにおいて、経根由来の放射性セシウムの移行係数を解明するとともに、コムギ栽培における放射性セシウムの吸収抑制技術について検討した。
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カテゴリ |
施肥
大豆
なたね
播種
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