課題名 | 暖地の多様な水稲作期に対応した飼料作物周年作付体系の開発 |
---|---|
課題番号 | 2011018306 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2011 |
摘要 | 1)麦類等の冬作では出芽は湿害の影響を受けるが、初期生育時は低温のため成長が緩慢であり、大きな影響は受けにくいことが示された。夏作では大麦よりも燕麦の耐湿性が高いことが示された。 2)多湿な圃場の大麦は、土壌の無機態窒素が消失してない条件でも低収となり、窒素以外の要因が示唆された。硫酸根の有無は、大麦の生育に有意な影響を与えなかった。しかし、4月以降、降雨後、根近傍は、局所的に硫化物が生成する程度まで還元する場所が存在し、多湿な圃場ではその傾向が強かった。このため、有害な硫化物イオンの生成が湿害を助長している可能性は否定されなかった。 |
カテゴリ | 大麦 湿害 飼料作物 水稲 耐湿性 |