課題名 | 飼料用とうもろこしにおける耕うん同時畝立て播種法の適用拡大技術の開発 (1)畝立て栽培における施肥管理法の開発 |
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課題番号 | 2011018330 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2011 |
摘要 | 飼料用とうもろこし用に施肥方式を改良した耕うん同時畝立て播種機の施肥部分を基肥20 N kg/10a(120kg/10a)を全量側条で行うため、肥料ホッパーの大型化と電動化する改造を行った。作業速度0.4m/sで120kg/10a施肥できたが、肥料補給の回数が多いことが課題となった。耕うん同時畝立て播種によるイタリアンライグラスあとの圃場におけるトウモロコシ播種時の残渣のすき込みや播種精度を確認したところ、前作のイタリアンライグラスの有無にかかわらず、2cm以下の砕土率が80%以上になり、イタリアンライグラスの株や根などの残渣も播種深となる表層5cmには見られず、今年度の播種では前作のイタリアンライグラスの影響はなかった。宮城県涌谷町の実証農家圃場において、イタリアンライグラス後の耕うん同時畝立て1工程播種による実証試験を行った。降雨が少なく圃場が潅水することもなく湿害による影響はなかった。今年度のm2当たりの乾物収量は、試験区が約1.6tなり、慣行による播種より約1.3倍高い結果となった。全刈りも同様で、実証農家の評価も高かった。 |
カテゴリ | 肥料 イタリアンライグラス 湿害 飼料用作物 施肥 とうもろこし 播種 |