課題名 |
飼料用米等の効率的な給与による乳用育成牛の哺育・育成管理技術の開発f. 品種や加工法の違いによる第一胃内分解特性の解明 |
課題番号 |
2011018349 |
研究期間 |
2010-2014 |
年度 |
2011 |
摘要 |
第一胃機能が未熟な子牛へ飼料用米を給与する場合の加工形状の違いが発育、第一胃機能、デンプンの消化性等に及ぼす影響を解明するため、生後45日齢で離乳した乳用子牛36頭を給与する濃厚飼料の違いによりトウモロコシ区(濃厚飼料の約40%を蒸気圧ペントウモロコシで置き換え)、粉砕玄米区(濃厚飼料の約40%を粉砕玄米で置き換え)、圧ペン玄米区(濃厚飼料の約40%を蒸気圧ペン玄米で置き換え)の3区に配置し、生後21週齢(離乳後の10日間は馴致期間)まで飼養試験を行った。この結果、粉砕あるいは加熱圧ペンした玄米を第一胃機能の未熟な子牛に給与しても消化不良等の悪影響を及ぼさずにトウモロコシと同等の発育を示すことを明らかにした(31001b,31001c,31001d,31001e,31001fとの協定試験)。一方、13週齢と21週齢時採取した第一胃内容液性状では、トウモロコシ区と加熱圧ペン玄米区ではほぼ同様であったが、粉砕玄米区でアンモニア態窒素濃度が高く推移するのを確認した。これは、粉砕玄米のでんぷん消化性の緩慢さが影響したものと推察された。
|
カテゴリ |
加工
管理技術
飼料用米
とうもろこし
品種
|