課題名 | 稲・麦WCS等自給粗飼料多給型乳牛向け発酵TMRの調製給与技術の開発 |
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課題番号 | 2011018358 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2011 |
摘要 | 水田二毛作体系で生産できる飼料用米および飼料用麦類の給与技術体系が求められている。本研究においてオオムギホールクロップサイレージでチモシー乾草を代替できることを明らかにしたが、高泌乳牛へオオムギWCSと飼料用米を組み合わせた乳牛用発酵混合飼料(発酵TMR)を給与した知見は少ない。そこで、泌乳中後期のホルスタイン種泌乳牛を6頭用いて、オオムギWCSを利用した発酵TMRへの飼料用米の給与可能量を明らかにするため給与試験を実施した。試験飼料は、濃厚飼料中に飼料用粉砕籾米を0%、50%および55%混合した発酵TMRを調製し、試験期間を1期を28日間(馴致期21日間、本期間7日間)とする3×3ラテン方各法により短期給与試験を実施し、輸入穀物主体の発酵TMRと比較検討した。その結果、飼料用粉砕籾米を55%混合しても乾物飼料摂取量約25kg/日、乳量35kg/日程度で生産性に影響なく、高泌乳牛への給与が可能であることが示唆された。 |
カテゴリ | 大麦 飼料用米 飼料用作物 水田 二毛作 乳牛 |