乾乳牛向け発酵TMR調製技術の開発

課題名 乾乳牛向け発酵TMR調製技術の開発
課題番号 2011018377
研究期間 2010-2014
年度 2011
摘要 (1)刈り遅れ乾草を材料の一部とする乾乳牛向け発酵TMRを調製し、発酵品質、乾乳牛における嗜好性などを調製直後のTMR(フレッシュTMR)と比較して調べた。TMRの飼料構成は、発酵,フレッシュTMRとも自家生産粗飼料が乾物ベースで97%、TDNベースで91%を占めるものであり、TDN含量は62%程度であった。発酵TMRの給与時における飼料成分含量は、DM、NDF含量において調製時とやや異なり、フレッシュTMRともDM、CP、NDF含量などにおける差がやや大きいようであったが、おもに試料採取上の手技にともなう誤差とみられた。発酵TMRはフレッシュTMRに比べて、酢酸、プロピオン酸含量が多く、VBN/TNは高く、V‐スコアは低かったが、いずれも良質な範囲内であった。またエタノール含量にフレッシュTMRとの差は認められなかった。嗜好性や好気的安定性は発酵TMRの方が良好であった。(2)刈り遅れ乾草(NDF含量:75.0%)を材料とする乾乳牛向け発酵TMRの飼料特性を、それより早期に収穫した乾草(NDF含量:69.5%)を材料とする発酵TMRと比較した。貯蔵9か月におけるpHは両区とも3.89と良好であった。その他の測定項目については現在分析中である。(3)飼料自給率が100%となるように購入濃厚飼料をイアコーンサイレージで代替して乾乳牛向け発酵TMRを調製し,購入濃厚飼料を用いる場合と飼料特性を比較して検討する。調製は10月下旬に収穫したイアコーンを3か月以上発酵させてから使用するため2月初旬に行い,現在貯蔵中である。
カテゴリ イアコーンサイレージ 乳牛

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