早熟性なたねの広域適応性評価と栽培技術の開発

課題名 早熟性なたねの広域適応性評価と栽培技術の開発
課題番号 2011018483
研究期間 2010-2014
年度 2011
摘要 (1) 東北農研育成の早熟系統の広域適応性評価 「東北96号」は「ななしきぶ」より成熟期が2日早かった。PZ061-1は「ななしきぶ」より抽台期、開花期は遅かったが、成熟期は同程度であった。その他の系統は「ななしきぶ」より抽台期、開花期、成熟期は遅かった。菌核病の発生はOZ051-8が「ななしきぶ」と同程度であり、その他の品種については「ななしきぶ」より少なかった。全重はPZ006-7、PZ061-1が「ななしきぶ」より多かった。子実重はPZ006-7が「ななしきぶ」より多く、PZ060-6、PZ061-1は「ななしきぶ」と同程度であった。PZ060-6の含油率は「ななしきぶ」より低かったが、その他の品種については「ななしきぶ」より高かった。(2) 早熟系統ナタネの栽培技術の確立 播種様式試験については、播種様式による抽台期や成熟期の差は見られなかった。また、「ななしきぶ」、「東北96号」とも、条間30cmの播種様式において第一次分枝数が少なく、菌核病の発生が多かった。「ななしきぶ」、「東北96号」とも、条間30cmの播種様式において全重、子実重が多かった。 播種時期試験については、10月8日播種の「ななしきぶ」、「東北96号」の成熟期は5月27日と5月25日であったが、11月10日播種の成熟期は6月2日と5月31日となり、両品種とも播種時期による成熟期の差は少なかった。また、播種時期が遅くなるにつれ、第一次分枝数は減少した。菌核病の発生は10月27日播種、11月10日播種で少なかった。「ななしきぶ」、「東北96号」とも、全重、子実重が10月27日播種で多かった。また、「ななしきぶ」、「東北96号」とも、11月10日播種では10月8日播種より子実重は重かったが、含油率が少なかった。 追肥量試験については、「ななしきぶ」、「東北96号」とも、追肥量による草丈、穂長などの生育の差は少なかった。全重、子実重は両品種とも追肥量N8kg/10aで多かった。
カテゴリ 栽培技術 なたね 播種 品種

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