省力高効率生産システムの実証と生産コスト評価(1)

課題名 省力高効率生産システムの実証と生産コスト評価(1)
課題番号 2011018600
研究期間 2010-2014
年度 2011
摘要 (1) 2本仕立てや片側誘引などの栽培方法による収量性の評価定植本数の削減のため、2本仕立てについて検討し、左右振り分けにすることでこれまでの栽培と同等の収量が確保できる可能性が示唆された。収穫開始日は1本仕立てに比べ20~25日遅れた。高温期の品種では、長段栽培で収量性が高いとされている朝日和10の可販果収量が高く、草丈が比較的低いことから、低段密植栽培に利用できる可能性が示唆された。(2) 高温期の強制換気、ヒートポンプによる夜冷および遮光による生産性およびエネルギーコストの評価、低温期の除湿方法、加温方法による生産性およびエネルギーコストの評価40m×13.5mの温室の妻面に5台設置された換気扇を全て稼働させ、最適な稼働条件を検討した結果、側窓を全閉、換気扇と反対側の妻面を全開、天窓10cmのみ開けることで、換気効率が高くなった。細霧冷房の温度、湿度の分布を調査したところ、噴霧位置から5m程度の位置では高さによる差は小さいが、それ以降は湿度では10%程度、温度では1.5℃程度の差異が認められた。低段密植栽培では湿度が高く推移する傾向があり、低温期の病害の発生が懸念されるが、現在の設定条件においてはデシカント式除湿装置は除湿効果が高く、熱交換式換気装置より安定した。最適な利用方法としては、熱交換式換気装置は、装置により熱交換を行いながら常時換気を行い、CO2濃度は外気と同等(380ppmで稼働)とすることが適当であり、デシカント式除湿装置は、常時換気を必要としないため、CO2濃度はさらに高く管理することが可能であると考えられた。
カテゴリ コスト 栽培技術 シカ ヒートポンプ 品種

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