課題名 | 水田土壌中の可給態リン酸の動態とリン酸供給能に及ぼす収着母体特性の影響評価 |
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課題番号 | 2011019349 |
研究期間 | 2009-2013 |
年度 | 2011 |
摘要 | 水稲土壌の適正な可給態リン酸値を設定するために、リン酸収着母体(活性AlとFe)を考慮した適切な可給態リン酸評価法を提案するとともにその適正値を推定することを目的とする。還元発達に伴って有効化するリン酸量は非常に多く、鉄還元によって増加することを明らかにし、水田土壌においては還元で有効化するリン酸量を評価できる方法(アスコルビン酸還元ブレイ法)が適切であると判断した。最高分げつ期付近の乾物重と穂数推定値を十分確保できるのは茎葉リン酸濃度0。6%以上であり(ポット試験)、その生育量を保証しうる可給態リン酸(栽培開始時のアスコルビン酸ブレイ2(1:10))は、沖積土、非アロフェン質黒ボク土、アロフェン質黒ボク土で、それぞれ約60、100、40 mgP2O5/100gであることを明らかにした。 |
カテゴリ | 水田 水稲 評価法 |