課題名 | 有機栽培におけるトマト病害発生抑制に関与する微生物的要因および抑制機構の解明 |
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課題番号 | 2011019383 |
研究期間 | 2009-2013 |
年度 | 2011 |
摘要 | 有機栽培圃場と慣行栽培圃場における土壌病害の発生程度の違いを比較・推定した。本年度は、茨城県神栖市、行方市、水戸市の有機栽培圃場とその近隣にある慣行栽培圃場からそれぞれ土を採取した。これらの土にトマトを播種し、子葉が展開した後に、トマト萎ちょう病菌を接種した。接種4週間後に萎ちょう病を発症しているトマト植物の割合を調べた。その結果、今回調べた3地域では、有機栽培圃場土と慣行栽培圃場土の間で、発病植物の割合に有意な差は認められなかった。すでに、茨城県石岡市の有機栽培圃場では、その近隣の慣行栽培圃場に比べて、発病程度が有意に低いという結果を得ている。今後は、石岡市の圃場において発病程度を低下させる微生物的な要因について解析を進める予定である。 |
カテゴリ | 有機栽培 トマト 播種 |