有機水稲栽培における民間成功事例等の科学的根拠と成立条件の解明

課題名 有機水稲栽培における民間成功事例等の科学的根拠と成立条件の解明
課題番号 2011019386
研究期間 2009-2013
年度 2011
摘要 水田輪作を活用して雑草抑制と地力活用に成功している事例、低投入型の自然農法などについて立地条件、栽培管理、水稲生育、雑草・病害虫の状況、養分供給等の面から情報及びデータを収集・解析し、実践技術が成立する機構を解明する。本年度は、宮城県涌谷町において35haを家族経営で全面積有機水稲栽培し、しかも低投入で雑草管理においても成功を収めている事例を調査した。 家族経営で35haの大規模有機水稲栽培に成功している事例では、乗用除草機で30aを10分で除草を行い,雑草はまったくみられなかった。生育後半のSPAD値が慣行圃場より高く推移し、穂数は少ないにも関わらず、登熟歩合と千粒重が高くて、慣行栽培とほぼ同等の収量を確保した。コナギの埋土種子はまったくみられなかった。土壌表面の凍結がコナギ休眠を引き起こして、除草を容易にした可能性がある。
カテゴリ 病害虫 害虫 経営管理 栽培技術 雑草 除草 除草機 水田 水稲 輪作

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