| 課題名 | 稲細胞間隙の微生物叢を指標とする有機水稲の病害抑制機能の解明 |
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| 課題番号 | 2011019388 |
| 研究期間 | 2009-2013 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | 水稲の細胞間隙に生息する微生物に着目し、有機栽培と慣行栽培における微生物叢の特徴や差異を明確にする。さらに細胞間隙の微生物叢が、有機栽培水稲の病害抑制の指標となる可能性を明らかにする。平成23年度は、(1)これまでと異なる有機栽培水稲苗および水田の植物体を用いて、培養およびrDNA断片のPCR-DGGE解析を行い、有機栽培イネの細胞間隙液に特徴的な微生物種を特定する。さらに、(2)有機栽培イネに特徴的な微生物として分離された菌株について、イネもみ枯細菌病などの細菌による苗病害の抑制効果を調べる。 異なる有機栽培水稲苗および水田の植物体を用いて、培養およびrDNA断片のPCR-DGGE解析を行い、有機栽培イネの細胞間隙液に特徴的な微生物の存在を明らかにした。さらに、その特徴的な微生物としてPseudomonas sp., Bacillus sp., Curtobacterium sp., Acinetobacter sp.等を見出すことができた。同分離菌の中には、イネいもち病菌の感染、増殖に抑制的な働きをもつものが存在していることを明らかにした。同分離菌の中には、イネもみ枯細菌病菌による苗腐敗症を抑制するものが存在していることを明らかにした。有機栽培の育苗土における病害抑制効果は、オートクレーブ処理により失われたことから、有機栽培には内生菌等の生物的要因によって苗病害を抑制する作用があることが示唆された。 |
| カテゴリ | 有機栽培 育苗 いもち病 水田 水稲 もみ枯細菌病 |