課題名 |
有機栽培におけるイネいもち病回避技術の開発 |
課題番号 |
2011019403 |
研究期間 |
2009-2013 |
年度 |
2011 |
摘要 |
東北地方において、イネの有機栽培にとって最も重要なイネ病害はいもち病である。本課題では、いもち病発生リスクに基づき、有機栽培に適用可能ないもち病回避技術の必要性を判定する。本年度は、ケイ酸・窒素供給について他の課題と連携して、イネ体の栄養状態(窒素、ケイ酸)によるいもち病回避効果について現地圃場で検討する。また、有機圃場土壌を用いたポット試験で、ケイ酸資材の穂いもち防除効果とケイ酸資材投入時期を検討する。さらに、農家圃場のいもち病発生リスクを評価するため、宮城県における葉いもち発生リスクマップの作成する。 現地圃場試験により、ケイカルおよびソフトシリカ施用によるいもち病(葉いもちおよび穂いもち)防除効果を定量的に明らかにした。有機栽培土壌を用いたポット試験で、籾がら焼却灰のいもち病防除効果と穂いもち防除に効果的なケイ酸資材投入時期を明らかにした。いもち病の無農薬栽培が可能となる立地条件を評価する宮城県における葉いもち発生リスクマップを作成した。
|
カテゴリ |
有機栽培
病害虫
いもち病
農薬
防除
|