課題名 | 3 りんごの生理障害を回避するための総合的管理技術の開発 、 1) 果実の抗酸化機能向上を重視した貯蔵障害回避技術の開発 、 (2) 貯蔵前の高温処理による貯蔵障害の回避技術の開発 、 ア‘ふじ’に対する効果 、 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所 |
研究分担 |
栽培部 |
研究期間 | 新H22~25 |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:貯蔵前の高温処理が‘ふじ’の貯蔵障害の発生及び果実品質に及ぼす影響を確認する。 、成果:貯蔵前に30℃で1日または2日間処理、38℃で1日または2日間処理のいずれの高温処理も、貯蔵後の果実障害を抑制する効果は認められなかった上、38℃・2日間処理区では熱障害による果肉褐変が発生した。また、4月の調査では38℃・2日間処理区で硬度の値が高かったが、これは目減りによる影響を受けたものであり、ややスポンジ状の食感で酸味が少ない上、異臭を感じ、食味は不良であった。その他の処理区は無処理区と同等であった。本結果及び昨年度の結果も踏まえると、‘ふじ’に対する貯蔵前の高温処理は、貯蔵性向上を期待するには困難であり、むしろリスクを高める可能性が大きいと考えられた。 |
カテゴリ | 果実障害 管理技術 生理障害 良食味 りんご |