| 課題名 | クラゲ漁業被害軽減対策試験 |
|---|---|
| 研究機関名 |
愛知県水産試験場 |
| 研究分担 |
海洋資源グループ |
| 研究期間 | 完H19~23 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | [研究の背景・目的] 、 伊勢・三河湾においては、クラゲの発生による漁業被害が慢性化し、その対策が急務となっているため、不明な点の多いクラゲの大発生の仕組みについて調査を実施して、その要因を特定し、分布域、分布量等のモニタリング手法を開発することにより、クラゲ発生の予測を行い、漁業被害の軽減を図る。 、[本年度の目標] 、・ミズクラゲ増加要因の解明と浮魚資源との競合関係の把握 、・ミズクラゲ分布特性の把握 、・ミズクラゲモニタリング手法の検討 、[結果の概要] 、・平成20年以降の調査船を用いた成体調査による4-11月のクラゲ採集量と、1月の三河湾水温(水試ブイ平均水温)と春季のイカナゴ漁獲加入量との間に関連性が示唆されたことから、三河湾水温、イカナゴ漁獲加入量を用いてミズクラゲ発生量予測の可能性あると考えられた。 、・調査船を用いた成体調査では5、8月に少量採集されたが、他の時期はほとんど採集されず前年に引き続き採集量が少なかった。エフィラの出現量とミズクラゲ成体の出現量との関係は明らかとならなかった。漁船を用いた魚探調査では、5月から10月にかけてパッチを発見した。採集した個体の平均傘径は7月に最大(22cm)となり、その後小型化した。また、成体調査及び魚探調査から三河湾における7月のクラゲ現存量は、約11百万個体(平均密度0.2個/100m3)、総湿重量約4、860tと推定された。 、・成体調査、魚探調査および標本船調査により、ミズクラゲ分布域は、伊勢湾では4-5月頃に湾口域や知多半島南部の沿岸域や三重県島嶼域で確認され、6月以降は湾央部を中心に全域で確認された。三河湾では、4-5月頃に湾口域や知多半島および渥美半島沿岸域で確認され、6月以降は湾全域に拡大し、8月には渥美半島沿岸域に集積していく傾向があった。また、魚探調査および標本船調査による魚探情報はほぼ正確にミズクラゲ・パッチをとらえていることが再確認されたことから、漁業者魚探情報を随時収集することによりモニタリングが、また、伊勢・三河湾の分布移動様式とあわせてパッチの発生時期や分布域の予測の可能性が示唆された。 |
| カテゴリ | モニタリング |