課題名 | 光環境の高度制御による切り花花きの低コスト栽培技術の確立 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所 |
研究分担 |
野菜・花 |
研究期間 | 継(H23~H25) |
年度 | 2011 |
摘要 | 1.EOD加温処理が開花及び切り花品質に及ぼす影響(予備試験) 、EOD加温(20℃1時間その後7℃、20℃2時間その後7℃)と7℃一定、慣行の10℃一定の温度条件で生育を比較した。その結果、ラークスパーでは、EOD加温(20℃2時間その後7℃)は、10℃加温と比較して切り花品質を低下させずに開花遅延を3日程度に抑えた。ブプレウラムでは、EOD加温(20℃1時間その後7℃)は、10℃加温と比較して切り花品質を低下させずに開花遅延を2日程度に抑えた。 、2.EOD処理効果のある品目の選定と処理方法の確立 、遠赤色蛍光灯と白熱電球を用い、日没後1時間のEOD照明が、ラークスパー、ブプレウラムの生育に及ぼす影響を検討した。その結果、ラークスパーではEOD照明の効果は見られなかった。ブプレウラムでは、遠赤色蛍光灯によるEOD照明は無電照と比較し草丈が長くなる傾向にあったが、暗期中断と比較すると生育促進効果は劣った。また、EOD加温(20℃1時間その後7℃、20℃2時間その後7℃)と7℃一定、慣行の10℃一定の温度条件でラークスパーとブプレウラムの生育を比較した。その結果、ラークスパーではEOD加温による発蕾日の促進は認められなかったが、ブプレウラムでは、10℃と同程度生育が促進された。 、3.蛍光灯を用いた電照栽培技術の確立 、電照栽培における光源(蛍光灯、白熱電球)の違いが、ラークスパー、ブプレウラムの生育に及ぼす影響を検討した。その結果、ラークスパーでは、光源の違いにかかわらず暗期中断による生育促進効果があった。しかし、ブプレウラムでは、蛍光灯で白熱電球に比べ生育が劣った。 、 |
カテゴリ | 栽培技術 低コスト ブプレウラム ラークスパー |