| 課題名 | 高糖分飼料イネ「たちすずか」生産における堆肥連用効果に応じた適切な施肥管理の実証 |
|---|---|
| 研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所 |
| 研究分担 |
環境 |
| 研究期間 | 継(H23~H24) 、 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | 1.堆肥窒素肥効パターンの簡易評価法確立と検証:県内で流通している牛ふん堆肥について、前年度に開発した窒素肥効の簡易評価法に基づき、窒素肥効の低いタイプと窒素肥効の高いタイプに分類した。その結果、県内に流通する牛ふん堆肥の65%程度が窒素肥効の低いタイプであった。牛ふん堆肥を10a当たり現物1t施用した場合の飼料イネ生育期間中の窒素肥効量は、窒素肥効の低いタイプで平均0.6kg、窒素肥効の高いタイプでは平均3.3kgであった。 、2.飼料イネ非作付期間に施用した堆肥に由来する養分の動態調査:水稲の収穫から翌年の作付開始までの非作付期間に施用した家畜ふん堆肥に含まれる養分の動態を調査した。その結果、次作の水稲作で利用可能と推定される窒素量は、代かき14日前から代かき当日までに堆肥を施用した場合は、堆肥の種類を問わず土壌施肥管理システムを用いて施肥設計が可能である。しかし、堆肥を代かき14日前よりも早期に施用した場合は、窒素の残効は認められるものの、施肥設計にどの程度反映可能かについては今後更に研究する必要がある。なお、窒素含量が低い(2%未満)堆肥は窒素無機化量が少ないため、窒素の損失や流亡も少なく、施用適期幅は広いと考えられた。 、3.堆肥連用効果に応じた適切な施肥管理の実証:岡山及び共同研究県(鳥取、広島、愛媛)において3年間延べ81地点で行った現地実証試験について、化成肥料由来窒素、堆肥由来窒素、土壌可給態窒素の合計量を窒素供給量として乾物収量との関係を検討した。目標乾物収量を10a当たり1.5tとした場合、必要な窒素吸収量は同16~18kg程度であり、これを達成する窒素供給量は10a当たり32~34kg程度と考えられ、土壌可給態窒素で不足する窒素を堆肥や化成肥料で補うことで合理的な施肥設計が可能になると考えられた。 |
| カテゴリ | 肥料 管理システム 施肥 評価法 |